テラスハウス/OPENING NEW DOORSは新感覚サスペンスへと進化した。
テラスハウス/OPENING NEW DOORS(軽井沢篇) 第47話は控えめに言っても、Netflixのどんな作品より面白いのでは。
今週のテラハ、筋書きがあったとしても、ものすごい引き込まれる展開でゾクゾクした。
— なつみ (@natsumi) 2019年1月15日
いったいいつから?
これがはじめてじゃない?
みたいな気持ちが渦巻いで、ゆいの入居時から回想してしまう。軽井沢篇の最後にふさわしいよ…!グッジョブだよ。#テラスハウス#TERRACEHOUSE
ここ数年世の中に衝撃を与えた作品「君の名は」なり「カメラを止めるな」とも共通するサスペンス要素が満載。
- 時系列が遡って説かれていく謎!
- 正義も悪も定義はない!
- 本当の強敵は、人の野心
ここで起きているのは、共感・驚き・アハ体験など”バズる要素”満載である。広告なり記事なりのソーシャルバズテクニックとしても強力な要素が詰まっている。しゅごい。
Twiterで共感したツイートを貼り付けながらブログを書きたいと思う。
キーパーソンは「平凡な女子大生・ゆい」と「美人モデル・りさこ」
黒髪で、背格好も普通な女性大生ゆい(22歳)と、その後入居してきたモデルのりさこ(28歳)。年齢はりさこの方がだいぶ上だ。
ゆいは終始、純情キャラだし、デートにはこんにゃくパークを選んだりするほど。りさこは入居時から男子に一番モテていて、すっぴんでも部屋着でも絵になる美人モデルである。
スタジオからの意見は「ゆいは純情そう・固い」などゆいが純情であればあるほど、恋愛のシーンからは遠ざかり、固いことを言えばモテないキャラになっていき、ついには寮母さんなどと言われいる。
しかし、彼女の元の性格は相当の負けず嫌いなのだろう。恋敵になりそうなグラビアアイドルが出ていく時の冷たい態度は、最初にSNSをざわつかせた事件となった。
そして、りさこは「りさこは美人・モテそう」と、入居時から映像に映るたびにそう言われ、男子から全員に恋愛対象に見られ続け、デートに誘われるという対照的な扱われ方だ。
リアリティショーの期待値は「共感」だと思っていた。
視聴者としても、平凡に生きている私としても外見のモテは生まれ持っての個人差であり、そこを埋めようとは思わない。自分のいいところをどうにかアピールするくらいしか思いつかないが、これが通常のストーリーだし、テラスハウスのようなリアリティショーに対しての期待値はその範囲だ。
しかし、今回はその予想を軽く超えるのである。
なにやったってテラハより面白くならないからやめだやめだ
— 小山健 (@koyapu) 2019年1月15日
ほんとそれ↑
操られた男、「元サッカー選手・あいお」
そんな女子たちの前に、居たのがこの操りやすい男。
あいおは入居時にはりさこと、映像に映らないところで軽い作戦会議をし、同盟を組んでいたが、その後ゆいを好きになる。
一見チャラチャラしているように見えるあいおに対してどんな態度をとるだろうかと、いろいろな想像をしていたが、こちらは視聴者を大きく裏切ってくれる結果だっただろう。
その後起きたことを知るにつれ、あいおは完全に惚れた弱み、もしくは性欲で操られた状態になっていたのではと思う。手に入れるにはハードルが高そうな女の子がもうすぐ自分のものになりそうな状態で、少しずつご褒美をもらいながら、どんどん操られていったのではないだろうか。
47話の終盤、あいおは「とんでもないことをしてしまった」と我に帰り、突然の告白をするが、そこからの数分がまさに最高だ。
この先が痛快復讐劇となるのか、ゆいには想定外の切り返しがあるのか。それが気になるぅぅぅ。ヒィ〜〜。
次のタイトルもまぁよくできている。みんな「Still A Virgin」の意味を予想してSNSで盛り上がっている。次回はみんなで同時ツイッター実況しながらに見たいものである。
テラスハウスさ、
— な (@EeSyJ2Ycf9b0nyH) 2019年1月15日
今回のエピソード名が「no loger a virgin」で直訳(もうバージンじゃない)って意味だけど、次のエピソード名が「still virgin」なんだよね。ゆいはりさこに問い詰めたい思いを分からせるために愛大嘘をつかせた?
そうだとしたらいよいよ最低だよゆいは#テラハ
— ゆうき (@yu_non333) 2019年1月14日
りさことゆいに都合よく操られる男、あいおはただ流されやすいやつなんじゃないかと思うのですが、みなさんどうでしょう?
キーワードは「野心」
個人的な意見だが、女子大生は万能感がある。まだ何者にでもなる可能性があるし、世の中的にも多くの広告ターゲットのど真ん中である。女子大生に憧れられるようなキュートでクールなものが世の中には溢れている。みんな自分の方を向いてくれている、と思える貴重な年代なのである。
そんな女子大生中でもテラスハウスの住人になりたがる人たちは人一倍その気持ちが強いのあろう。だからリアリティショーの期待値を軽く超える展開が時々起きるのだ。
平凡に甘んじてたゆいを動かした野心は一体何だったのだろう。この辺りの考察をTwitterで検索していくのもとても面白い。
- 愛されたい
- アイツよりも私の方がすごい
- 目立ちたい
- 有名になりたい
- 本当の私はこんなんじゃない
大人な対応で今回はヒロインとして扱われるりさこだって、裏で自己演出を入れて、番組で美味しいところを作ろうとしていたのも事実。誰にだって野心はある。しかしたまに、やり過ぎてしまう。そこが今回の面白いところだと思う。テラスハウスは今後も野心が強い若者にどんどん出演してほしい。ほどほどに、人の和を保つ振る舞いをしてしまったら、期待値は絶対に越えられない。
今から見る人へ
ぜひ、ゆいが入居するあたりから最低限見て!また、もっと楽しむ場合は、シオンとつばさの爽やかな恋愛の始まる軽沢篇を全編見て!
軽井沢篇史上最強に静かだった初期とのコントラストは編集の妙としか言いようがない。ドキュメンタリーかモキュメンタリーか否かはもはや問題ではなく、1年に渡った壮大な伏線が回収されていく瞬間に今まさに視聴者は釘付けである。
軽井沢という土地は夜10時には帰宅し、家で静かに過ごすということが条例にもなっており、居酒屋や店はその時間に全て閉店する。そんな土地で全ては起きるのである。誰も知らぬ間に起きている、隣人の嫉妬や裏切り。巧みな人心掌握術にたけた野心家の女子大生も登場するサスペンスをぜひご堪能いただきたい!!
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